テンジン・ワンギェル リンポチェ著 梅野泉訳 『チベッタン・ヒーリング――古代ボン教・五大元素の教え』

さて、どのプラクティスを実践すべきか? 今の自分にとってふさわしいと思えるものをすべきだ。これまでに縁があり、内容を理解し、修行し、人生に応用してきたものを続ければよい。もし、ひとつの修行法だけですべてを解決できないなら、そのときは別の修行法もやってみればよい。やり方を十分に習得し、実際にその効力がわかるまで本書にある修行を試してみればよい。どのような修行でも長く続ければ続けた分、その効果も深まってくる。それがはっきりと自覚できるようになるまで続けなさい。何が効果があり、自分が何を必要としているのか、ということを学びなさい。修行の道は受動的な旅ではない。誰かが言ったことにただ従うだけではだめだ。自ら探求し、調べ、実験してみることだ。その道に自分自身を、時間を、人生を賭けるのだ。そのときはじめて、道は自ずとあなたの前にあらわれ、歩むべき方向を指し示してくれる。歩みつつも、自ら発見を重ねてゆかなければ道の実践にはならない。
(p. 97)

上の文章に出会っただけでも収穫ではあった。

ただし、全体的にはかなり重い内容で、すぐに実践は難しい感じ。もう少し修行を積むか、(心の?)余裕ができないと本格的に取り組むのは難しいかな〜。

翻訳なさった方がきちんと内容を咀嚼して訳していらっしゃる印象。おすすめだと思う。内容が完全に理解できないので、無条件でおすすめとはいかないが。

チベッタン・ヒーリング―古代ボン教・五大元素の教え

チベッタン・ヒーリング―古代ボン教・五大元素の教え

  • 作者: テンジン・ワンギェルリンポチェ,Tenzin Wangyal Rinpoche,梅野泉
  • 出版社/メーカー: 地湧社
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 単行本
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